会社のことよくわからないまま社会人になった人へ【池上彰】~会社について詳しくなろう

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これはとてもためになる本です。

池上彰さんの本は、わかりやすくて本当にすばらしい。

社会人になったばかりの人は会社のことって全く分からないですよね。

まあ、社会人3年目の私もいまだに会社のことはわかっていませんが、、、

ただ、与えられた仕事をこなして、時に残業して、帰る。

そんな仕事人生に飽きたのならば、この本を読んで、会社の見方を少し学んで、明日から新鮮な気持ちで会社に出勤しましょう!!

会社のことよくわからないまま社会人になった人へ

 

本書に書いてある、会社についての知識を少し教えます。

会社で一番偉いのは誰だろう?

誰だと思いますか?

「社長」ではないのです。

私もこの本を読むまでは、会社で一番偉いのは社長だと思っていました。

実は「株主」が一番偉いのです。

株式会社は、株主が資金を出しているからこそ存在しています。

株主が、株を持つことで会社そのものを保有しているのです。

しかし、株主がいつも会社を見ているわけにはいかないので、会社の経営を専門家に委託します。

その委託された専門家が、会社の取締役であり、「社長」なのです。

自分で資金を出し、株式会社を作った場合、会社の株は全て自分が持っているので、”上場”しない限り、その会社の社長でもあり、保有者であるのです。

ちなみに、

上場とはなにか?

「上場企業」という言葉を一度は聞いたことありますよね。

上場するとはどういうことなのか。

上場とは、「株式市場に上がる」ということです。

そして、上場企業とは、「株式市場で株が売買されている株式会社」のことです。

株式会社を個人が設立する場合は、家族、親戚、友人に資金を出してもらうことがほとんどだと思います。

しかし会社の事業が順調で大きく成長した場合に、もっと仕事を広げるためには多額の資金が必要になります。

その時に、新たに大量の株を発行し、これを株式市場で不特定多数の人たちに買ってもらえれば、資金を集めることができます。

これが、「株の上場」です。

株が上場すれば、その会社の株は、株式市場で誰でも自由に売買できるようになり、会社の経営者の意向に関係なく売買されるようになります。

こうなると、株式会社は、従来の株主や経営者だけのものではなく、社会に開かれた会社となり、会社は「公共的な存在」となり、これまで以上に株式会社は社会的な存在となるのです。

会社員を目指す人へ

“「会社員」であっても、会社とは全く別の世界を持ってほしい”

上記は、池上さんの思いです。

会社員として働いている人、これから働く人。

ぜひとも、会社以外の人生も持ってください。

長年勤めた会社を定年退職した途端、喪失感で打ちのめされてしまう人はけこういます。

何をしていいかわからず、奥さんの後をついていくだけの人になってしまいます。

その人にとっては、会社こそが生きがいだったのでしょう。

それも悪いことでは決してないですが、それだけでは、定年後がさみしいです。

そうならないためにも、会社人生の中で、しっかり自己実現を果たしましょう。

会社での一日の仕事が終わった後の夜の時間をどう過ごすか、休日をどう過ごすか、ということがとても大切です。

この時間を会社のためだけに使っていては、世界が狭くなってしまいます。

会社とは全く別の世界を持つ。趣味であったり、ボランティアであったり。

会社を辞めたときに、もう一つの人生が本格的に始まります。

その時に、自分はどう生きるか。そんなことを考えながら、会社人生を送ると、もっと充実した人生が待っているかもしれませんね。

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