仕事での言葉遣いって難しいですよね。
上司に対しての言葉の選び方。
同僚に対しての言葉の選び方。
部下に対しての言葉の選び方。
どのような言葉を選ぶかで、相手からの印象や、相手のモチベーションを大きく左右します。
「あの時、あの人にこういう言い方をしたけど大丈夫だったかな?」
「こういう場面の時は、相手にどういう言葉で伝えればいいのだろう」
そんな疑問を、一度は皆さん持ったことはあるのではないでしょうか。
この本は、そんな方におすすめです。
この本では、様々な状況や、相手の特徴ごとに、どのような言葉を使えば、うまく相手に意図を伝えられるかを書いてくれています。
ぜひ、この本で学んだことを明日から活かしてみてください。
仕事の「言葉上手」になる99の秘訣
印象に残った言葉を紹介します。
×もっと頭を使え、頭を→○そこまで考えているのなら、あとは違う角度から見てみることだ
会議などで、部下などが水準の低い意見を言ってきたときに皆さんはどうしているか。
低レベルの意見に苛立ち、「もっと頭を使え、頭を」などと真っ向から否定してしまっていないだろうか。
意見のレベルがどうであれ、せっかく意見を出してくれた人否定するようじゃ、その上司も低レベルだし、その部下も今後発言するのが嫌になってしまい、意見の交換がまともに行われず、会議自体も低レベルなものになってしまう。
では、そんな水準の低い意見が出たときに、周りはなんといえばいいのか。
それは、「そこまで考えているのなら、あとは違う角度から見てみることだ」である。
このように、相手が考えて意見を出したことを認めつつ、アドバイスをする。
そうすれば、相手は否定されるという負の感情はなく、アドバイスをもとに次はもっといい意見を考えようと努力してくれる可能性が大きくなる。
相手を否定するのではなく、認めることから始める。
とても大切なことですね。
×君を信用して任せる→○責任は私がとるから思い切ってやれ
仕事を任せる際に、部下を奮起させたい場合はどうするか。
「君を信用して任せる」などと、部下の実力を認めているぞと思わせて奮起させようとする人が多いのではないだろうか。
ところが、部下からすると、上司に「警戒心」を抱く場合がある。
それはなぜか。
部下としては仕事を任せてもらえるのはうれしいが、その仕事の「責任」はどこにあるのかということが気になるのである。
なので、部下を奮起させるの場合には、「責任の所在」をはっきりさせる必要がある。
なので上司は
「責任は私がとるから思い切ってやれ」
という言葉も絶対に付ける必要があるのだ。
ぜひ、この本で、上手な言葉の使い方を学んでみてください。
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